厚生年金基金とは
厚生年金基金とは、国が支給する厚生年金保険の一部を企業が代行するとともに、企業独自の年金を上乗せして給付する年金制度で、昭和41年に導入された企業年金の一つ 基金は厚生大臣の許可を得て設立される特別法人です
厚生年金基金への加入は、厚生年金基金を採用している会社に入社してから退職するまで、もしくは70歳までです 基金からは≪退職年金≫を受けることができます つまり、厚生年金基金に加入している人は、将来、国民年金・厚生年金にプラスして、退職年金の3つを受けることができるのす
国の公的年金は原則として25年以上の加入が必要ですが、厚生年金基金の年金は加入期間1か月以上で終身年金が支給されます
厚生年金基金を短期で脱退した人、つまり、厚生年金基金を採用している会社を辞めた人などの年金は、企業年金連合会が管理します
なお余談ですが、厚生年金基金で受給資格があるのに年金の支給を受けていない人が、2007年3月現在で13万7000人に上り、累計で約966億円が未払いとなっているそうです(2007年12月28日読売新聞)
厚生年金基金の特徴
厚生年金基金とは、厚生年金にさらに上乗せする年金を支給するための基金です 厚生年金基金は、本来国が支給する老齢厚生年金の一部を、企業が基金を設立して代行するもので、従業員(加入員)に対し老後の所得を保障する役割を果たしています
厚生年金基金の種類は設立主体により3通りあります
・単独型〜会社が単独で基金を設立して運営
・連合型〜主力企業を中心に、関連会社(グループ会社)が集まり、共同で基金を設立して運営
・総合型〜同業種であることなど、一定のルールの下に同一業界の会社が集まり、共同で基金を設立して運営
基金を運営するメリットは、税制面の優遇のほか、代行部分の保険料を厚生年金の予定利回り(5.5%)よりも高い利回りで運用すればその差益は企業(基金)のものとなること しかし、運用利回りが厚生年金の予定利回りに満たない場合には、不足額を企業(基金)が負担しなければならなくなります
なお、厚生年金基金を設立するにあたっては、最低人数要件などがあるため、採用している企業のほとんどは大企業です